カテゴリ: 艦船模型スペシャル掲載作品

艦船模型スペシャルとの歩み(その9)

日本空母の製作が続くのでここらでアメリカ空母を一つ真剣に作ってみようと思いました。

そして選んだのがCV-8ホーネットでした。

この作品は2024年11月発売のNo.94号に掲載していただきました。

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この号の特集は「甲板上に紡ぐ物語・艦船模型を演出する搭載物の魅力に迫る」でした。

ありがたい事に2度目の巻頭を戴きました!

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それでは例によって手持ちの完成写真を数点ご覧ください。

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さてそれではこのホーネット製作で印象深かったことを思いつくままに書き記していきましょう。

まずホーネットはトランペッターから1/350キットが発売されていますのでフルスクラッチは全く考えていませんでした。流通量は少ないですがなんとかネット購入に成功!

そしてキットが到着しました!!

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凄いカッコイイ箱絵!!

ワクワクしながら箱を開けたのですが・・・。

う~~~ん

こ・・・これを作り込めというのか・・・。

なんとも大らかな造形というか、ディティールは二の次というか。

とにかくこれは大変な作業になるということだけは開けた瞬間に覚悟したのでした(笑)。

まず艦橋パーツからは全てのモールドを削り取って少しでも情報量を得るためにラインを彫りました。

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ここから始まった艦橋製作ですが最終的にはここまで突き詰めることが出来ました。

拡大すると分かると思いますがグレー部分はキットですが、白い部分は全てプラ板から自作した部分です。

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5インチ高角砲も砲身以外はほとんど自作状態です。

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艦首甲板もあまりにもアッサリ度合いが過ぎますのでかなり手を入れました。これも白い部分は全て自作個所です。

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飛行甲板裏(艦首側)に至ってはもう「これはあかんやろ」状態でしたので完全自作交換です。

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最終的にはプラ板とプラ棒でここまで追求しました。

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格納庫壁は全てシャッターが「閉じ」状態でしたので反発するように(笑)強引に切り取って「開く」状態に変更しました。

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艦尾側もほぼほぼ自作変更です。

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苦労を重ねてやっと船体が出来上がってきました。

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しかし格納庫壁のシャッターを全開にしたため格納庫も作らないといけなくなりました(そりゃそうか・・・)。

特に艦橋の真下は丁寧に再現しました。

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シャッターさえ開けなければこんな苦労をせずに済んだものを・・・すでにこの時とてつもなく後悔していたのでありました。

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船体はツルツルのノンディティールですので継ぎ目表現だけは行いました。

といってもプラペーパーを細切りにして貼り付けただけなんですけどね。

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海面はウレタンフォームをくり抜いて埋め込む作戦です。

波型をカッターで切り取ってその上から樹脂粘土を塗りました。

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塗装です。おおまかにはこんな感じです。

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船体が描き分ける大きな波はなるべく丁寧に色を乗せていきました。

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こんな感じでええかな?とか言いながら強引に完成させました。

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船体の迷彩はマスクゾルを使いました。初めて使うので恐る恐るですが、それでは逆に失敗します。

深く考えずにササっと塗りました。

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ゾルを剥がせばこんな感じです。まずまずです。

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ライフラフトはキットパーツではちょっと・・・。

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なんか全然ライフラフトを重ねたようには見えません。そこでこれはもうキットパーツは諦めてバンカースタジオを製品を使うことにしました。

全然違う・・・(笑)。

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艦載機は格納庫内にも。なるべく側面の開口部から良く見えるように配置します。

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さらに天井からはF4Fを吊り下げました・・・が誰も気づきません(爆)。

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艦首の走行波は粘土を伸ばしたもので簡易的に作りました。

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四連装機関砲ですが、キットパーツは・・・ひどい。

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これも問答無用でアフターパーツを利用。何この差。・
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これは兵員待避所とそのネットです。これもプラ棒とメッシュエッチングで作りました。イマイチ寸法が分からないので適当ですが雰囲気は出てきますね。

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B-25を仕上げます。オリーブドラブをメインに出来るだけ細かく塗り分けました。

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でも山口会長からは「窓の枠は塗らんの?」との軽いジャブが・・・。

いやいやいや、これは私には無理だって(笑)。

ドーリットル中佐を中心に搭乗員の面々。映画パールハーバーの再現です。

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艦橋にも人員を配置。一気に生活感が漂ってきた。

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もちろん格納庫にも人!!

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もう止まらなくなってきたのでその余勢をかってモトタグまで作りました。

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他にもまだまだたくさんご紹介したいことが有りますがキリないのでこの辺でやめておきます。

色を塗って甲板上に置いてついにCV-8ホーネットは完成したのでありました~~。

これで第八回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

長かった
「艦船模型スペシャルとの歩み」シリーズもいちおうここで完結です。

また今後艦スぺに私の作品が登場することが有ればその都度またこのカテゴリーに投稿しますのでどうぞ気長にお待ちください~。

無いかもしれませんが~~(爆)。

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艦船模型スペシャルとの歩み(その8)

有名でありながら何故かどのメーカーからも1/350スケールではキット化されない空母「蒼龍」。

発売されたら需要はあると思われるだけに残念ですがその大きな原因の一つが左舷側の考証が難しいということが有るのではないでしょうか?

戦艦や巡洋艦は基本的に左右対称ですから片側からの詳細な画像が有れば反転コピーでほぼ大丈夫です。しかし空母は左右で全くの非対称のため両側の詳細画像が必要です。蒼龍の場合は左舷側を鮮明に捉えた写真がほとんど無い状態なんですね。

じつはこれが私が長年1/350蒼龍の製作に取り掛かれなかった大きな理由なのですがいつまで待っても新資料など出てくる様子もなく、このままでは一生作れない!!と感じ、思い切って製作に挑戦することにしました。

この製作には友井師匠から数多くの資料、そして艦艇研究家の畑中省吾さんの直接アドバイスを受けました。そして行錯誤を繰り返しながら完成させることができました。

この作品は2024年8月発売のNo.93号に掲載していただきました。

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この号の特集は「ディティールアップの秘訣は解像度を揃えることにあり」でした。

特集とは関係なかったんですけど「特別記事2本立て」の中の一作として掲載していただきました。

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それではまず完成作品を何点かご覧ください。

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参考にするキットも無く頼りになるのは写真と図面だけという心細い状況の中で艦艇研究家の的確なアドバイスは本当にありがたかったです.

それではこの作品のポイントですが、今回は各箇所がどのような名称でその役割は何なのか・・・に的を絞ってご紹介します。

まずこれはいつものようにプラ板を駆使して船体が完成したところです。ここからスタートという感じでいきます。

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海軍ではラムネが好まれたとよく聞きますが蒼龍では艦尾のこんなところで製造していたんですね。

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予備のエンジンはここで調整されたようです。調整台はレールに乗せられて船内と船外を移動しました。
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上面ラインを合わせるのは至難の技でした・・・(笑)何度も調整を繰り返しました。
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吸気トランクの形状が正確につかめないのが蒼龍製作の最大の難関なのですが最新の考証図面のおかげでなんとか立体化することが出来ました。

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遮風柵は3つのグループに分けられてそれぞれが単独で操作できるようになっていました。

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艦橋は防空指揮所が拡張されています。竣工時との大きな違いですので注意します。

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艦発促進装置とはカタパルトのことです。開発が遅れたため装備できませんでしたが予定位置だけはしっかりと甲板に残っています。

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このグレーチング舷外通路には本当はテスリはありません。航行中に歩くことは無く、停船中にジャッキステーにつかまりながら歩くためです。この部分の詳細な画像が有りますが確かにテスリは写っていません。

ただ模型的にはテスリが無いと頼りなく見えますし、手抜き(笑)のようにも見えますのであえて取り付けています。
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この蒼龍の完成は大きな自信になったのは事実です。

フルスクラッチの面白さがたくさん詰まった、とても充実した製作時間でした。

これで第八回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

また次の掲載作品紹介をお楽しみに。

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艦船模型スペシャルとの歩み(その7)

関西艦船模型界の重鎮である友井保男師匠から展示会でお会いした時に「これあげるわ」と渡されたのが1/200空母「千代田」の公式図面でした。

精密にビッシリ描き込まれたその図面をみてるともうダメですね、作りたくなってくるんですよ。
どうも何でも「立体化」したがる性癖?なんでしょうか。

師匠からは1/200と厳命されましたが住宅事情、製作環境事情というものがありますのでそこは丁重にお断りして1/350に変換して製作させて頂きました(笑)。

この作品は2022年8月発売のNo.85号に掲載していただきました。

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この号の特集は「華麗なる転身 艦種変更された改造艦艇」でした。

この作品は初めて巻頭掲載いただいた思い出深い作品です。

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それでは自前の完成写真を3枚ほどご覧ください。

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ではこの作品を作るにあたって印象的だったことをお話します。

小型空母といってもやはり1/350スケールとなるとそこそこの大きさになります。これは船体が組み終わった状態ですが1/700の同艦と比べるとこんなに違います。

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格納庫は全て作る必要は有りません。強度の事も顧慮してエレベーター(下げ状態)から見える範囲だけ作ります。

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高角砲スポンソン等はシンプルな形状ですのであまり苦労なく組むことが出来ます。

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裏側は技術ではなく根気です。毎日チビチビ作っていればこうなります・・・。

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千代田の煙突は主缶用とディーゼル用の2つ有ります。その形状の作り分けもしっかりと。

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斜め支柱を正確に取り付けます。模型とはいえ実物をスケールダウンしたものですからやはり支柱が付くとカチカチに固定されます。当たり前の事なんですけど「なるほどなあ~」と妙に感心させられるトコロですね。

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シールド付き12.7cm連装高角砲は当時良いパーツが見当たらなかったので完全自作です。だんだんとこういうものを自作する意欲が薄くなってくるんですよねえ(爆)。

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ここで艦首部分の各所の名称を表記しておきます。皆さんの製作に役立ててください。

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艦尾側には「野菜格納所」と「部材格納所」があります。こういうのはとても再現のやりがいがあるところなんですよ。

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飛行甲板裏は・・・まあ・・・実際のところじっくり見られたことが無いのでここまでやる必要が有るのかどうかはいつも疑問に思っています。費用対効果?で言えば極端に低い部分です。でも手抜きは出来ないんですね。

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個艦識別標識ですが正規空母は一文字、改造空母は二文字と聞いたことが有ります。確証はないんですけどね。千代田の標識がこの位置に有ったという証も有りません。

ただこれもいつも思うのですがあまりに考証に捉われすぎると模型が作れなくなります。という以前に模型作りが楽しくなくなりますよね(笑)。楽しく作る、自己満足オーケー、ただ苦手でも最低限の考証のお勉強はしておく、こういうスタイルで作ってます。

というわけで「ちよ」の文字はマスキングテープを丁寧に切り抜いて・・・。

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左舷後方に入れました!

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ここで艦尾付近の詳細を記しておきますね。

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この「取り外し式ローラー」というのが何のために有るのか、また何で取り外す必要が有るのかはいまだに分かっていません。ていうかすっかり忘れていました(笑)。

着艦標識のこの赤と緑の表示灯は「甲板状態表示灯」と呼ぶそうです。

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恐らくですが赤と緑の組み合わせで飛行甲板が今どのような状態にあるのか上空の飛行機に知らせるための物だろうという説明を受けましたが定かではありません。

千代田の無線マストは特殊な形状ですので汎用のエッチングパーツは使えません。ところが有るんですね、こんなものが。

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これは1/350「千代田」「千歳」用のエッチングマストセットです。

記憶が確かなら1/350スケールの「千代田」「千歳」のキットは存在しないはず・・・。
なのに何で専用マストが発売されているのでしょうか???

フルスクラッチする奇特な人(?)しか必要としないはずでは???(爆)。

でも有難いですね。しっかり使わせて頂きました。

張り線にはこだわってみました。だって図面に書いてあるんだもん。

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完成した千代田の側面写真と実艦写真です。いかがでしょうか?

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曳船と飛行機運搬船も自作しました。だいたいこんな感じだろうというものですのであまり参考にはしないでください(汗)

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甲板上にはお決まりの整備兵です。やっぱり船には人が似合います。

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こんな感じで楽しんで作りました。

この作品は現在はある旅館に展示されているようです(笑)。

これで第七回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

また次の掲載作品紹介をお楽しみに。

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艦船模型スペシャルとの歩み(その6)

自宅の近所の模型店が閉店することになりその閉店セールでピットロードの1/700「雲龍」を格安でゲットしました。これを使って何かジオラマを作ろうという企画でした。

そこで思い付いたのが昭和19年12月の雲龍によるフィリピンへの海上輸送の再現でした。

すでに戦況悪化して空母としての使い道のない雲龍はその高速と広大な飛行甲板を利用して輸送作戦に利用されました。そのシーンをどこまでそれらしく表現できるかの挑戦でした。

この作品は2022年2月発売の
No.83号に掲載していただきました。

表紙

この号の特集は「日本海軍の装甲空母「大鳳」「信濃」」でした。

雲龍は装甲空母ではありませんが「特別記事ジオラマ」としてお邪魔させて頂きました。

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ではまずいつものように何枚か完成形をご覧ください。

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ではこの作品を作るにあたって印象的だったことをお話します。

まず何といっても最大の難関はこれでした。

ライオンロアの1/700雲龍用のフルエッチングセット。

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実はこれ、フジミの雲龍用に開発されたものなのです。

製品の紹介ページに
「他メーカーのキットにも調整すれば使用可能です」と書かれていたので今回のピットロードのキットにも使えるだろうという甘い考えで購入したのですがこれが全く合わない合わない(爆)。

どこかに合わせるとどこかが足らないとか、そもそも全く寸法が違っているとか・・・。

どこをどう解釈すれば「使用可能」なのか私の目の前で組んでみてくれよ!と思ったほど(笑)。

それでも苦労に苦労を重ねて何とかこのように(無理やり)取り付けました。

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結局このエッチングを無理やり取り付けることでキットの飛行甲板がいろんなところで干渉して全く使えなくなったのでプラ板から自作するハメになりました(涙)。

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乗り掛かった舟というかついでというか、艦橋もキットの物はイマイチ納得できなかったので・・・。

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自作したったったった!!

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この輸送作戦では特攻機「桜花」30機を下段格納庫に搭載したという記録が有るようですが下段格納庫は見えにくいので上段も使って分散しました。この辺は許される模型的演出です。

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こうして雲龍のホワイトモデルは苦労しまくって完成しました。

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そして搭載物です。

軍用車両を大量に乗せたらしいのでファイブスターの車両セットを組んで・・・。

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塗装しました!!

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四式特殊輸送機(クー8)は自作です。

大体こんな形でしょう(笑)。2機作りました。

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雲龍自体も迷彩塗装しました。これは毎回めっちゃ楽しい作業です。

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物足りないので「重油運搬船」を・・・。

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適当にディティールアップ。

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搭載物を甲板上に並べました。

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この作品は
チョートクヨシタカさん主催の「スケールモデル祭り」にも参加しました。

色んな意味で思い出深い作品となりました。

これで
第六回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

また次の掲載作品紹介をお楽しみに。

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艦船模型スペシャルとの歩み(その5)

私は国籍を問わず空母全般が大好きですが、その中でも最も好きな空母を1つ挙げよと言われたら迷わず「雲龍型空母」と答えます。

とにかくスタイルが良い!改飛龍型とはいうものの見た目は全く別物です。船体の中央に艦橋が位置する飛龍よりも右舷やや前方に艦橋を置く雲龍型の方がバランスが良く見えます。

日本空母の究極の進化型とも言えるほど洗練されたスタイルに心底惚れ込んでいます。

そんな雲龍型空母の2番艦である「天城」を1/350スケールでスクラッチ製作しました。

この作品は2018年9月発売のNo.77号に掲載していただきました。

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この号の特集は「栄光の第一航空戦隊・空母「赤城」「加賀」の真実」でした。天城は特集とは関係ありませんでしたが何故か別枠として掲載いただきました。

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完成状態はこのような感じです。撮り溜めた写真から選んでみました。

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それではこの天城がどういう過程で完成したか、その製作ポイントを振り返ります。

この作品はプラ板によるフルスクラッチです。まず船体の骨組みをしっかり作ることが大切です。

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艦首はプラ板積層削り出しで作ります。まず大まかに。

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そして削り出します!このくらいのラインが出れば成功です。

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エレベーターも重要ポイントです。

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煙突にはとことんこだわりました。まずプラ板を曲げて貼り合わせ・・・。

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荒く削り出して位置をチェックします。

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ここからはディティールアップです。全てプラ材です。

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実物ともよく比較しながら出来るだけ正確に作ります。

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煙突と煙突の間には細かいパイピングが有りますので再現します。

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支柱受けは不本意でしたがパテを使いました。

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各スポンソンもオールプラで地道に再現・・・。

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カッコイイ天城の艦橋はプラで再現。このベース作りで大半が決まってしまいますね。

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いろいろ装備品を増やして艦橋は完成!

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艦首も!

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そして艦尾も

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さらには飛行甲板裏までプラバン加工一本やりです(笑)。

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特に艦尾側の飛行甲板裏の構造は複雑です。

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応急舵も自作なんですよ・・・。

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天城の場合は左舷後部ということが判明しています。

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着艦標識は極細プラ棒を組み合わせて。

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錨も削り出して作りました。

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大変だったのがこの排水溝・・・。やってもやってもキリがない(爆)。

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というわけでなんとかホワイトモデルが完成。

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ここからは塗装ですが天城は迷彩塗装ですのでマスキングが大変。

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でも上手く塗り分けられた時の感動はなかなかのものですよ。

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またまた細かい話ですが・・・これは発動機調整台です。

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極めつけに大変だったのがこの飛行機転落防止網。これは市販のエッチングは使わずメタルリギングを組んで作りました。

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実際、このくらいの細さなんですよね。エッチングはやっぱり少し太いんですよ・・・。

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遮風柵もメッシュエッチングを加工して・・・。

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塗装して取り付けたらそれなりに見えます(笑)。

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菊花紋章は「おゆまる」で複製して。

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塗装して取り付け。

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救命浮標枠は0.3mm4プラ棒をこのように加工して・・・。

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塗装して完了!!

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滑走制止索も0.3mmプラ棒を組んでいきました。

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塗装すると・・・やっぱちょっと太いか・・・(汗)。

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このようなけっこう忍耐力の必要な工作を続けて、やっと船体は完成です。

実艦と比較してみましょう。ほぼ正確なような気がするんですけど・・・。

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艦載機はキット製品を使いました。

ただ、彩雲偵察機だけはキットが見当たらないので自作しました。

完璧!・・・とはいかないですがそれなりに彩雲っぽい???

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塗装して一番後ろに置きました。

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以上、長くなりましたが1/350空母「天城」製作のポイントをご紹介しました。皆さんの1/700キット製作の参考にして下されば嬉しいです。

これで第五回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

また次の掲載作品紹介をお楽しみに。

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