カテゴリ: 30センチ「翔鶴」

ニチモ30cm 「翔鶴」で遊ぶプロジェクト

「この作品にはまだ続きがあります」と記してからかなりの時間が経ちましたが、いよいよ本当に完成しました。
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そもそもはヤマトさんからいただいた40年以上も前のキットですが、手間と工夫を重ねて自分のイメージを100%投影することが出来ました。

今回の最大のテーマは「遊ぶ」こと。
とにかく、くそ真面目に遊ぶことを心がけました。

そのため30cmシリーズの最大の特徴である、あの巨大な動力スイッチはそのまんま飛行甲板に残しました。賛否両論あるとは思いますが、自分は大変満足しています(笑)。

作品データ

使用キット
日本模型(ニチモ)30cmシリーズ №14 翔鶴

縮尺スケール 約1/870

主な改造点

全てのスポンソンの切削とプラ板による再生。(支柱とブルワークも)

無表現の舷窓の位置決めと開口。

外板をプラペーパーで、また舷外電路をプラ棒で再現。

艦橋と煙突はフルスクラッチで置き換え。

艦首、艦尾のフェアリーダーをプラ削り出しで再現。

艦首、艦尾の三連装機銃座をプラで新設。

無表現の水面見張所を再現。

飛行甲板裏のガーダー&ビームを切削し、プラで新設。

着艦標識をパンチングメタルで再現。

無表現の発動機調整所を新設。

飛行甲板の第一エレベーターをくり抜き、格納庫を新設。

メッシュエッチングで遮風柵を設置。

汎用エッチングで人員救助網、転落防止ネットを再現。

繋留浮標(ブイ)をプラで作成。

着艦指示灯など各灯火類を再現。

主な部分に張り線を展開

など・・・・改造点は多数です。

【情景編】

艦船模型の情景ベースは「海面」・・・という固定概念を崩したかったのでベースはあえて「池」としました(笑)。

この名作キットを近所の池で走らせて楽しんだ方も多いでしょう。
作者もその一人で近くのお城のお堀でよく走らせて遊んだものでした。

そんなノスタルジックな雰囲気をこのキットで表現したかったのです。

池といえばスイレンの花です。

全く初めての試みでしたが、アートフラワーの本やネットで独学しました。
淡いピンクとホワイトの2輪置いてみました。

スイレンの葉も樹脂粘土を薄く伸ばして作りました。

スイレンの葉の上にはカエルが欲しいです。

なかなか思い通りの物が見つからなかったのでカエルもプラ積層とパテで自作しました。一応アマガエルのつもりですがいかがでしょう?

水面は海ではなく池ですので、ネイビーブルーは控えめにして藻や泥を意識した暗緑色とダークアースを強めに塗装。

その上から液体ゴムを3度塗りしています。

それでは作品をご覧下さい。(大きめにリサイズしています。どうぞ拡大してご覧下さい。)

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長々と製作過程にお付き合いいただきましてありがとうございます。

この作品に関するご意見、コメント大歓迎いたします。

どうぞお聞かせくださいね!


ニチモ30cm 「翔鶴」で遊ぶプロジェクト

カエルが完成しました。

その正体はアマガエルくんでした(笑)。

申し訳ございませんが現在画像はこの1枚です。

あとは完成画像でたっぷりお見せしますね。

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翔鶴と睡蓮とカエル・・・。

このアンバランスさが何ともいえませんね。

ニチモ30cm 「翔鶴」で遊ぶプロジェクト

睡蓮の葉っぱの上には定番のカエルくんを乗せようと思います。

ネット上でいろいろと物色したのですが、なかなか気に入ったサイズの物が見当たりません。

やっと見つけてもフィギュア専門店の高価な物だったりして不経済です。

それに何より買っていたのでは遊べませんし(笑)。

という訳で、やります「カエルスクラッチ!」


まず1mmプラ板の積層ブロックを作ってカエルの平面図を描きます。
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リューターで荒削りします。
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さらに細めのリューター先で丁寧に削ります。
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ここからはデザインナイフとサンドペーパーで頭部と胴体を削り出します。
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真鍮線で手足の骨格を組み込みます。
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特に後ろ足の構造は非常に複雑です。

ここはプラ削り出しは不可能と判断し、パテ盛りによる造形にしました。

乾いたらペーパー掛けするつもりです。
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次は前足を作れば完成ですが、それはまた今度ですね。

しかし・・・カエルスクラッチは初めてですが、ある程度は何とかなるものですね。(笑)。

ニチモ30cm 「翔鶴」で遊ぶプロジェクト

走行シーンの艦船模型では不要な物ですが、せっかく停船しているのですから表現できる物は利用します。

まず繋留浮標です。

「何で池に浮標が浮いてるんだよ!」と突っ込まないで下さい(笑)。

あくまでスケールを超越した非現実的な世界観として受け止めてくだされば・・・。

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さらに係船桁(ブーム)も取り付けました。

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浮かんでいるのは9mカッターです。

実はこれは1/700のパーツなのですがあまり違和感なく使えました(笑)。

発動機調整所にペラ付きのエンジンも置いてみました。

米粒みたいな大きさなのであまり上手くは作れませんでしたが・・・。

ニチモ30cm 「翔鶴」で遊ぶプロジェクト

白色の睡蓮をピンクより一回り小さいサイズで作りました。

葉っぱも樹脂粘土を伸ばして作りました。

それぞれのレイアウトに悩みましたが最終的にこんな感じに落ち着きました。

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写真だと大きく見えますが、作品の大きさは塗料皿を基準に見て下さい。

それほど大きくはありませんのでなかなか大変です。

これから水面塗料の二度目塗りを行います。

脳内でイメージしたことがほぼ作品に投影されています。

ほぼ満足です(笑)。

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さてお知らせですが、現在発売中の「艦船模型スペシャル 69号」で私の「1/72葛城・艦橋」が1ページだけ掲載されています。

本を購入された方、見落とさないで下さいね~~(笑)。

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