艦船模型スペシャルとの歩み(その5)

私は国籍を問わず空母全般が大好きですが、その中でも最も好きな空母を1つ挙げよと言われたら迷わず「雲龍型空母」と答えます。

とにかくスタイルが良い!改飛龍型とはいうものの見た目は全く別物です。船体の中央に艦橋が位置する飛龍よりも右舷やや前方に艦橋を置く雲龍型の方がバランスが良く見えます。

日本空母の究極の進化型とも言えるほど洗練されたスタイルに心底惚れ込んでいます。

そんな雲龍型空母の2番艦である「天城」を1/350スケールでスクラッチ製作しました。

この作品は2018年9月発売のNo.77号に掲載していただきました。

samp


この号の特集は「栄光の第一航空戦隊・空母「赤城」「加賀」の真実」でした。天城は特集とは関係ありませんでしたが何故か別枠として掲載いただきました。

IMG_0009

完成状態はこのような感じです。撮り溜めた写真から選んでみました。

a

b

c

d

e

それではこの天城がどういう過程で完成したか、その製作ポイントを振り返ります。

この作品はプラ板によるフルスクラッチです。まず船体の骨組みをしっかり作ることが大切です。

1

艦首はプラ板積層削り出しで作ります。まず大まかに。

2

そして削り出します!このくらいのラインが出れば成功です。

3

エレベーターも重要ポイントです。

4

煙突にはとことんこだわりました。まずプラ板を曲げて貼り合わせ・・・。

5

荒く削り出して位置をチェックします。

6

ここからはディティールアップです。全てプラ材です。

8

実物ともよく比較しながら出来るだけ正確に作ります。

10

煙突と煙突の間には細かいパイピングが有りますので再現します。

11

支柱受けは不本意でしたがパテを使いました。

7

各スポンソンもオールプラで地道に再現・・・。

9

カッコイイ天城の艦橋はプラで再現。このベース作りで大半が決まってしまいますね。

13

いろいろ装備品を増やして艦橋は完成!

14

15

16

艦首も!

17

そして艦尾も

18

さらには飛行甲板裏までプラバン加工一本やりです(笑)。

19

特に艦尾側の飛行甲板裏の構造は複雑です。

21

応急舵も自作なんですよ・・・。

22

天城の場合は左舷後部ということが判明しています。

23

着艦標識は極細プラ棒を組み合わせて。

24

錨も削り出して作りました。

25

大変だったのがこの排水溝・・・。やってもやってもキリがない(爆)。

26

というわけでなんとかホワイトモデルが完成。

20

ここからは塗装ですが天城は迷彩塗装ですのでマスキングが大変。

27

28

でも上手く塗り分けられた時の感動はなかなかのものですよ。

29

またまた細かい話ですが・・・これは発動機調整台です。

30

極めつけに大変だったのがこの飛行機転落防止網。これは市販のエッチングは使わずメタルリギングを組んで作りました。

31

実際、このくらいの細さなんですよね。エッチングはやっぱり少し太いんですよ・・・。

32

遮風柵もメッシュエッチングを加工して・・・。

33

塗装して取り付けたらそれなりに見えます(笑)。

34

菊花紋章は「おゆまる」で複製して。

35

塗装して取り付け。

36

救命浮標枠は0.3mm4プラ棒をこのように加工して・・・。

37

塗装して完了!!

38

滑走制止索も0.3mmプラ棒を組んでいきました。

39

塗装すると・・・やっぱちょっと太いか・・・(汗)。

40

このようなけっこう忍耐力の必要な工作を続けて、やっと船体は完成です。

実艦と比較してみましょう。ほぼ正確なような気がするんですけど・・・。

41

艦載機はキット製品を使いました。

ただ、彩雲偵察機だけはキットが見当たらないので自作しました。

完璧!・・・とはいかないですがそれなりに彩雲っぽい???

42

塗装して一番後ろに置きました。

43

以上、長くなりましたが1/350空母「天城」製作のポイントをご紹介しました。皆さんの1/700キット製作の参考にして下されば嬉しいです。

これで第五回「艦船模型スペシャルとの歩み」を終わります。

また次の掲載作品紹介をお楽しみに。

000






人気ブログランキング参加中です。宜しければクリックお願いします。