やっと完成しました~。

もともとは1/144で隼鷹の艦橋を製作したときに参考程度にヤフオクでゲットしたこのキット。

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結局はあまり参考にならず、作る気も無くそのまんま押入れの中で眠っていました。

そんな折、友人のヤマトさんから1/700日本空母用のエッチングセットをいただく事になり、これを無駄にしたくもなかったので押入れから引っ張り出して作ることとなったものです。

ただ、どうせ作るなら面白いものを作りたかった。

その一つとして格納庫を全開で見せることを思いつきました。

空母の格納庫は飛行甲板を付けるとほぼ全く見えなくなります。

スケルトン甲板という面白い商品もありますが、やはり現実的ではありません。

こうなるともう違和感なく格納庫を全見えするには・・・。

建造中か解体中しかなくなります。

幸い隼鷹は終戦まで生き残って戦後解体された事実があります。

「解体作業をジオラマ化しよう」・・・・コンセプトが定まりました。

そして製作が始まったのですが、結局キットで使用したのは船体だけ(笑)。

さらに舷側の突起物やモールドは全て削り取りツルツルの船体だけを利用しました。

スポンソンやブルワーク、艦橋、飛行甲板、格納庫などは全てプラバンからのスクラッチです。

またドック(船渠)もプラバンからの自作です。

クレーンや建屋群、そして作業員は「有限会社和巧」の紙創りシリーズを使用しました。

これは素晴らしい商品でした!

塗装についてですが、隼鷹は戦線を離れてから昭和21年6月の解体開始まで長期間雨ざらし状態で放置されました。

当然塗装は剥がれ、錆が浮き出てくると思います。

そういういわゆるガレ感を出すために汚し塗装はちょっと強めに施しました。

下地色はジャーマングレーで統一。そこにダークシーグレー、ダークアース、デザートイエローなどを重ね吹きして重厚感を出していきます。

解体による大量の瓦礫はキットの未使用部品をかき集めて山のように盛り上げました(笑)。

海面は例によって液体ゴムを使用しました。

ドックゲートの内と外で海面状態が違いますのでそこの表現には慎重になりました。

1/700の艦船模型は小学生の時以来の製作です。まあ、あの時は当然素組&無塗装でしたが・・・。

久しぶりの1/700製作で楽しかったです。

それでは完成画像をどうぞ。(クリックで大きな画像になります)

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