2019年11月

千代田の船体はけっこう四番高角砲周辺の構造がちょっと複雑になっていますので、まずここから手を付けたいと思います。

滑り止めエッチングシートを切り出します。

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0.5mmプラバンに貼り付けます。
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ブルワーク加工で完成させます。
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船体に取り付けます。
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後方から見ると・・・。
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次は裏側の補強板を取り付けて安定させます。

空母は飛行甲板上にはほとんど何も置けないため、必要な構造物は全て舷側に設置されることになります。

そのためそれらの構造物が狭い舷側で複雑に絡み合うことになりますが、模型としてはそのあたりが見せ場になってきます。

特に小型空母の場合はスペースに余裕がないため構造物の形状をスペースに合わせて曲げてみたり工夫の跡が多く見られ、作っていて大変面白いです。

本日は左舷中央部の缶室吸気路を2つ作ってみました。

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「ハ」の字に開いたとても興味深い形状になっています。

その分作るのは大変です。やっと大枠が出来上がりましたので取り付けました。

それでもこのように多少の隙間が出来てしまいます。

ここからはパテで埋めて奇麗に仕上げようと思います。

最後に全体像です。
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この感じでまずは舷側に突き出ている構造物を仕上げていきます。

最近ちょっと製作時間が取れませんでしたが、いよいよ舷側の構造物を作っていきますよ。

千代田にも格納式のクレーンが搭載されています。


そのクレーンを旋回させるための電動機室が飛行甲板下に設けられていますが、それは舷側に大きく張り出していますのでよく目立ちます。

箱絵でいえばこの赤丸の部分です。
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プラバンの箱組で作りますが多面体ですのでけっこうムズいですよ。
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これは裏から見たところ。
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船体の所定の位置に取り付けます。
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この辺りの構造は千代田の中でもちょっと複雑な部分です。
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次は船体の各所に見えるトランクを作っていきます。


今日はちょっと用事が有って模型仲間のヤマトさん家に行きました。

用事も終わってからヤマトさんのご自慢のキットコレクションを見せていただきましたよ。

今回は懐かしい「ニチモ」の名キットにスポットを当ててみました。

まずはこれ!

1/500の飛龍と瑞鶴
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どちらもほぼ初版に近いキットだそうです。

中身です。
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とくにこの瑞鶴のキットは昔欲しかったんですよね。今見てもなかなか良いスタイルですよ。

そして同じく1/500の翔鶴と赤城。
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翔鶴の中身は瑞鶴と同じか?

一粒で2度美味しい作戦丸出しですがやはりファンなら姉妹艦は両方欲しいのが本音ですよね。

んで、中身です。
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赤城に関してはメーカーもモーターライズとしては不安定すぎるのを認めているのか、傾斜対策の「ぶら下げ型バラスト」が付属していました。でもこれは絶対池の底に接触して結局傾くと思う・・・。

ヤマトさんに「4隻とも組み立てて池で走らせましょう!」と懇願したのですが「沈むからダメ」と断られてしまいました。

そんなヤマトさんは今回写真は撮っていませんがニチモ1/300信濃も持っていますよ!

次に南極観測船 「しらせ」です。
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ん~~、奇麗な箱絵ですね。

フタを開けると・・・。
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うお!凄い色(笑)。

さらにこれ、南極観測船「ふじ」
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右上のニチモのロゴに注目!

初期はこのような日の丸をかたどったデザインだったらしいです。

これも中身を見てみましょう。
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3色成型ですね。

塗らずに素組でもそれなりに見栄えがしそうです。


これはどうでしょう?空母「フォレスタル」です。
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箱を開けてびっくり!

なんだこの飛行甲板の色は!?
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確かに箱絵の甲板自体がちょっと汚しすぎではありますが、それにしても何故この色に???

ひょっとして艦底色と間違えたのでしょうか?

ちなみに同封されているチラシをご覧ください。
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これはこれでかっこいいチラシですね。

      発艦準備よし(フォントが凄い)

下段右から二番目が「フォレスタル」です。

飛行甲板は・・・・どう見てもグレーです(笑)。

さて、ここからはニチモではありませんが、注目の珍キットをご紹介。

これ・・・です。

東海大学海洋調査研修船 「望星丸」
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私の勉強不足で実船のことを全然知らないんですが、それよりもこのキット箱にバーコードもメーカー名も全く記載がありません・・・。 MADE IN JAPANとあるだけです。

そんな馬鹿な、といろいろ探していると説明書の片隅に
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しっかり書いてありました「田宮模型」と(笑)。

なんでこんなにコッソリと書いてあるのかが不明。
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一説では東海大学内でしか売られていないからとの事。それなら納得。

でも模型に興味のない一般大学生には絶対に売れないだろうなあ・・・。

それでは本日一番問題となったキットをご紹介します。

これです、フジミの「大鳳」
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は・・・箱絵がかっちょいい~~。

ワクワクしてフタを開けると。
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・・・・50年前に大鳳の飛行甲板が木甲板であるという自信に満ちたこの成型色はあっぱれですが。

この船体。
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どう見ても寸足らずな雰囲気・・・。さらに!

なんでしょう?この意味ありげで無さそうな大鳳坂は。
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ちなみに1/700キットとのスタイル比較です。
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乾舷が異常に高い。こ・・・これはまずい。

フジミさん、これはちょっと問題アリでしょうと思わずロゴを見るとなんかもう一社のロゴが。
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ヤマトさんの調べで「バハマン」というタイアップメーカーだと分かりましたが最初に見た時は「バッタモン」かと思いましたよ(笑)。

ところでこのキット、モーターライズです。これが配線図ですよ。
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しかし、どこがスイッチなのかがなかなか不明です。

かなり探したのですがやっと分かりました。
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「飛行機の向きを向えるとスイッチの作用をする」

って、すでに日本語になってないんですけど。「向きを向える」・・・。

具体的にはこういう事らしいですよ。
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一番後ろの艦載機をグイっとひねるとスイッチが入るという事ですが。

つまり飛行機が横を向いてしまうという事で、すごく不自然なんですけど。

というか絶対飛行機、ボロボロになってしまいますよ。

いや、取れちゃうなあこれは。

さらに・・・。
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いやいやいや、接着しないと不安です。絶対に走行中にズレるでしょ。

しかし、それだと電池交換が出来ないのか・・・。

う~~~~~ん、設計自体に無理がある!!

箱絵のあまりのカッコ良さとギャップが有り過ぎてヤバイです(笑)。

以上ですがいかがでしたでしょうか?

大らかな時代の大らかなキットたち。

子供たちの心をつかんで離さなかったんでしょうね。

ああ、すっごく面白かった。ヤマトさん、ありがとう!!









私の永遠の師匠であります、モデラーズクラブ ZERO ONEの友井会長から非常に良いものをを頂きました。

1/350艦船用のアンカーチェーンです。
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これまではサイズの合うアクセサリー用チェーンを使っていましたが・・・。
(これはこれで経済的でそこそこ使える形状なのですが)
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比べてみるとその見栄えの差は歴然ですね。

試しに千代田の艦首に通してみると・・・。
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    や ば い・・・

リアル感が全然違うなあ。スタッドまで再現されてる・・・。

特に「千代田」の場合、飛行甲板前端が比較的短い方ですので、けっこう錨鎖甲板が丸見えなんですね。その目立つ部分にこの錨鎖を使えば効果抜群でしょう。これは素晴らしい。

友井師匠、本当にありがとうございました!!

大切に使わせていただきます。

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