モデルアート社発刊の艦船模型スペシャル77号が昨日発売されました。

今回は空母「赤城」と「加賀」の大特集号です。

私が所属する「鳶色の会」からは山口隆司会長と渡辺真郎会員、そして私の3名の作品が掲載されました。


山口会長
のハセガワ1/350 空母「赤城」は徹底的に作り込まれた大傑作で、私が以前、箱の中身を見てそのパーツ量の多さに驚いて尻もちをついたほどの超豪華キットに専用のフルエッチング仕様、さらに大量のフィギュアなど真珠湾攻撃時の赤城の勇壮な姿を完全再現されています。
過去作に同スケールの加賀が有り、私も実物をみて驚愕しましたが、ぜひこの2艦が並ぶ姿はこの目で見てみたいですね!
山口さんの本気を見た気がします。正直言って「すげえ・・・」という言葉以外出てきません。
赤城は艦船モデラーの憧れの一つでもあります。これ以上ないお手本と目標になるのではないでしょうか?私なら途中で挫折するかもしれませんが・・・。

渡辺会員の1/700 フジミ巡洋戦艦「赤城」も魅力的な作品です。映画「トラ・トラ・トラ」で長門艦上に整列する水兵さんのシーンを思い出しました。
赤城が予定通り巡洋戦艦として完成していたら・・・というIFの世界なのですが、渡辺さんが製作するとまるで本当に実艦が存在したかのようです。ややスッキリした印象の甲板を逆手にとってフィギュアの存在感を高めるというマジックを見ているかのよう。いつも思いますが製作途中の写真や説明が理路整然としていてとても分かりやすいです。
また連載の港湾ジオラマは神戸港です。明石市民の私としてはよく行く場所ですので嬉しい!
この作品は実物を拝見したことがあるのですが建築模型のエッセンスの詰まった美術品のような趣がありますよ。

Mighty Oこと宮崎さんのハセガワ1/700 三段甲板「赤城」については「うわ、そう来たか!」って感じです。かの有名な戦艦長門と並んで停泊する三段赤城を捉えた航空写真。まさかあれを再現してくるとは思いませんでした。やはり発想や感性が違いますね。ナイスセンスだと思います。
穏やかな水面の表現がとてもいいです。これって波立たせるよりも勇気要るし難しそう。
赤城の塗装が好きです。何となく淡い感じでまだまだ物々しさのない時代のゆったりした感じが素晴らしいです。それにしてもこの間モデルアート誌で翔鶴の艦橋ジオラマを発表したばかりなのに立て続けにこれほどの傑作を・・・。いつ寝ていらっしゃるのでしょうか??

大谷さんのフジミ1/700 空母「加賀」も素晴らしいです。大谷さんもネット上でいつも交流をいただいて感謝しています。艦スペの先号(76)で一気に3作品を同時発表されて一気にトップモデラーさんとなりました。その繊細過ぎる作り込みは今回の加賀でも健在でした。
特に艦尾の造形には驚きました。ここは飛行甲板裏や甲板支柱周りのエッチングが複雑に絡み合う超難題箇所だと思うのですが一切の破綻なく組み上げられています。見ようによっては赤城以上に重量感を感じる加賀ですがその重みのある塗装も相まってとても大きく見えます。おそらく実物を目にしたら「え?こんなに小さかったの?」と思うのではないでしょうか。

他の作品や検証記事も見ごたえ十分です。まだ全部読み切れていませんのでじっくり時間をかけて熟読したいです。ちょっとお値段的に安すぎません?この本(笑)。

以上、私の感想ですが興味を持たれた方は本屋さんへGO!ですよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて最後になりますが私はフルスクラッチ 1/350 空母「天城」で参戦しています。
IMG_4871


「赤城」「加賀」特集なのに何故に天城・・・?。
天城型巡洋戦艦「赤城」であり、その名前を引き継いだ空母というその一点の繋がりだけで谷崎編集長様が押し込んで下さいました。ちょっと場違い感を感じながらも感謝・感謝です。

ただ、上記の皆様の作品に比べたらちょっとですね・・・。
プロのカメラマンの方がせっかく格好いいアングルで撮影してくれて「おお!!」とか思ってしまいますが・・・「アラが目立つやん」みたいな。

「ああ~~~あそこの隙間、ちゃんと塞いどけばよかった~~~!!!」(一例)

とか思っちゃうわけです。

皆様のご期待に添えていなければ本当にごめんなさい。

ただ、製作記事を読んでいただければ私の「雲龍型空母」への熱情は少しご理解いただけたのではないかと思います。

雲龍型空母への強い思い入れについてはこちらでも熱く熱く語っています。

オリコンニュース記事

宜しければご一読ください(笑)。それでは!!!
000





人気ブログランキング参加中です。宜しければクリックお願いいたします。