例によって真っ白なプラバンを駆使して1/350 空母「千代田」を自作中です。


そもそもは去年の秋、地元で開催した「模型の絆展示会」がきっかけでした。

この展示会には私のスクラッチ道における師匠であります友井保男氏が自作の1/200「三隈」を出展されました。ちなみに友井氏はこれまでフルスクラッチの1/200「隼鷹」や同じく1/200「霧島」などが「艦船模型スペシャル」に掲載されております。バックナンバーをお持ちの方は是非もう一度読み返してみてください。素晴らしいですよ。


その友井氏が「これ、昔手に入れたんやがワシ持ってても作らんから」と言って私にある図面を手渡してくれました。それがこの空母「千代田」の図面なのです。

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千歳・千代田・瑞鳳・祥鳳・龍鳳など、日本には素晴らしい小型空母が存在しました。
私もこのような小型空母が大好きですので二つ返事で「作ります!」とお答えしました。

友井さんから頂いた図面は1/200ですのでそれを1/350に変換することから始めました。
まあ、友井さんからはいつも「200で作らんかい!!」と叱られているのですが・・・。

ああ・・・広い部屋が欲しい(笑)。

それはともかく製作はフレームの切り出しから始まります。
完成後は全く見えない地味な作業ですが、実はこれが最も大事な作業なのです。
これに許される誤差以上の狂いがあると後で泣きを見ることになります(笑)。

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切り出したフレームをどんどん繋げていきます。
中心線だけは絶対に歪まないように注意します。やり直しの利かない緊迫した作業が続きます。

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こうしてフレームを最後まで組んだら外板を貼り、やっと船体が完成します。
完成と言っても実はやっとスタートラインに立っただけなのですが・・・。

3.5
 
ここからは上部構造物の製作が延々と続きます。
まず取り掛かったのは艦橋からです。
千代田の場合は飛行甲板上には島型艦橋は無く、この艦首部、飛行甲板下になります。

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そして格納庫の一部を再現します。

空母の格納庫は非常に魅力的な構造物なのですが飛行甲板が邪魔で見ることが出来ません。
そこで前部エレベーターを下げて少しだけ格納庫が見えるように工夫します。

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小型空母は限られた狭いスペースに多くの設備を効率よく装備します。
それらの構造物を取り付けていきます。

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もちろん裏側も大事です。

空母模型の手間の半分以上はこの裏側加工です。その割に完成後はあまり見てもらえず、苦労の報われない部分ですが友井さんには確実にペンライトでチェックされますので確実に作り込みます。(笑)。

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特に艦前半部分の構造は複雑です。ここはボートダビッドと防空指揮所の二重構造になっていますのでかなりややこしいです。

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そしてこれが現在の状況です。

いよいよ船体の下地塗装直前まできました。いつものようにジャーマングレーで一気に塗装する予定です。

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ちょっと駆け足過ぎましたか?

これからも完成まで出来る限り細かく更新します。あまり参考にならないかとも思いますがどうぞよろしくお願いいたします。