2019年12月

昨日は今月21日(土)・22(日)にうずらの飛行場跡で開催される「海軍艦艇精密模型展示会」に出展する3つの作品を会の担当者であり私の友人でもある「屋根裏部屋の男」こと芦田秀之さんに事前受け渡しをするために兵庫県西脇市のご自宅まで持っていきました。


夜勤明けのためお昼過ぎに神戸の会社を出発。1時間ほどのドライブで無事に待ち合わせ場所に到着して屋根裏さんと合流。彼の先導で近くのご自宅までついていきました。


ひと様のお宅って初めて行くときは緊張もしますがそれ以上に興味の方が上回ってしまいますね(笑)。
作品を三つともご自宅の2階に上げさせていただいたあと、ハンドルネームの由来ともなっている「屋根裏部屋」にご案内していただきました。



いやもう・・・入ってびっくり見てびっくりでしたよ。

「屋根裏部屋」というネーミングから私は勝手に穴蔵みたいなこういうイメージを持っていたんですね。

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ところが実際はこうでした!

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す・・・凄い。

広いやん!

お部屋やん!!・・・・・みたいな。


何を隠そう私なんかモデラーとしてはかなりヤバイ環境ですからねえ。

作業部屋 = リビング
作業デスク = 食卓

ですから。恥ずかしいんですけどちょっと見てみます?

これです。

2.5


「は?」・・・って感じでしょ?

部屋の奥に置いてあるダンボール、これに全ての材料、工具などが入っています。

作業する時は手前の黒いテーブルで行ってご飯の時はこの写真のような状態に片付けます(笑)。

まあ、慣れてはいますが作業部屋っていうのはやっぱり憧れますね。

なのでこの屋根裏部屋にはひたすら感動・羨望でした!!

さてそれはさておきデスクの上の紫電改

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もうほぼ完成状態でした。

ニチモ?の1/35だそうです。大らかなキットみたいで随分苦労されたそうですよ。
こちらは今度の展示会に出展予定です。

紫電改の故郷で紫電改の模型・・・やっぱりそうこなくちゃ、ですね。

一式陸攻の時空を超えたジオラマも久々に拝見しました。

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こちらの作品の製作の裏話もたくさん聞かせていただきました。

素晴らしい作品です。多くの方に見ていただきたいです~。

ニチモ1/200戦艦大和も着々と進んでいるようです。

とにかくデカくて迫力が有ります。

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今は艦橋のディティールに力を入れているようです。

手前の電探や探照灯など全て手作りです・・・。やばいな。

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このクレーンも手作り。すげえ・・・。

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モーターライズのためかなり形状が変なところがあるのを大手術で矯正しているそうです。
究極の大和を目指して頑張って完成させてくださいね。

これはマジえ期待していますよ。

やっぱり来てよかった。塗装の良いヒントも教えていただいたし(笑)。
屋根裏さん、本当にどうもありがとうございました!!!

さて最後に再度の告知です。

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みなさん、どうぞよろしくお願いいたします!!

空母「千代田」を1/350スケールでフルスクラッチ製作しています。


左舷側の吸気トランク、高角砲及び機銃スポンソンなど主な構造物がほぼ全て取り付けられました。

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取り付けは全て裏側の補強が命です。決して目立ちませんが重要です。

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エリアごとに分割してお見せします。

まず、艦首部
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続いて中央部

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最後に艦尾部

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あくまでこれは基本工作です。

細かいパーツ、例えば「水密扉」「パラベーン」「内火艇」「テスリ」など細かいディティールアップは山ほど残されています。これらはまだまだ先になりますよ。

それでは恒例(笑)の厚紙飛行甲板を置いてイメージを掴みましょう!

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よし、モチベアップできました。

続いて右舷側の構造物製作に掛かります!


しばらくぶりの製作記事です。

空母「千代田」は島型艦橋を持ちませんので防空指揮所は舷外側面に設置されます。

そのベースとなる床面がかなり複雑な形状になっています。

切り出した床面をこのように分割します。

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なぜこんなことをするのかというと、こういうことです・・・。

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画像でお分かりかと思いますが、中央部分で一段高くなっているためです。

その高くなっている面のすぐ下に艦載艇を収めるためのやむを得ない構造なのです。

このベースとなる床面の上に防空指揮所を積み上げていきます。

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ここは側面がかなり入り組んだ複雑な形状になっていますので慎重にプラバンを切り出して一区画づつ面を取っていきます。

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ここは千代田製作の中では難関の部類に入りますのでとりあえずホッとしました。

ただ、まだ反対側も有りますので気が抜けませんね。

本日はイベントのお知らせです。

来る12月21日(土)・22日(日)の二日間、名戦闘機「紫電改」の実物大模型で有名な兵庫県加西市の「うずらの飛行場跡」におきまして地域活性化イベントが開催されます。

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会場は「鶉野中町公民館」で開催期間中、艦船模型の展示を行います。

今回の参加メンバーは3人。

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まずは「艦船模型スペシャル」での作例掲載で有名な国内トップのプロモデラー、
モデルファクトリーハイギヤード代表の渡辺真郎氏。
渡辺氏のオリコンニュースインタビュー記事

さらに毎回アイデア満載のジオラマ模型を発表される凄腕モデラー、「屋根裏部屋の男」こと芦田秀之氏。
芦田秀之氏のオリコンニュースインタビュー記事

そして恥ずかしながらワタクシ、けんちっく秋山の三人です。

けんちっく秋山のオリコンニュースインタビュー記事

三人ともこの機会に感謝し、それに恥じない力作をお持ちして皆様に見ていただくのを楽しみにしています!

他にもめったに見られない本物の計器類や貴重な資料も見られますのでご関心のある方は是非同会場までお越しください。

皆様どうぞよろしくお願いいたします!!


先週末から月曜日に掛けて所用で岡山に行ってきました。

所用を終えたら観光です。岡山はとても素敵なところでした!
とても全部は紹介しきれませんが印象に残ったところだけお伝えします。


最初は「閑谷学校」です。

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江戸時代に庶民のために開かれた学校、学問所です。
写真の講堂が現存し、国宝となっているようです。
昔一度来たこともあるのですが、その時よりも随分観光地化されてきたなあという印象です。

資料館にはこのような模型も。やはりモデラーとしてはこういう展示には目を引かれます。

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早朝から夜遅くまでお勉強したらしいです。
お勉強嫌いなワタクシには苦痛以外の何物でもなさそうです・・・。

次は「備前焼ミュージアム」です。
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ここでは備前焼のすべてが分かりますよ。

焼物にそれほど詳しいわけではありませんが、やっぱり良いですね。
知った名前の作家さんの作品もあってじっくり鑑賞しました。

メインにはこのような獅子の置物。

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写真では分かりませんがめちゃデカいんですよ。土でよくこんなの作れるなあと感心・・・。

駆け足ですみません、次はどうしても今回行きたかった場所です。

「備前長船刀剣の里」ですよ!

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館内には鈍く光る刀剣がズラリ・・・。

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これらはもう人を斬る武器としてではなくれっきとした美術品として見るべきだと思います。

鍔(つば)や鞘(さや)に施された練度の高い装飾は往時の職人技術のプライドの高さをうかがい知ることが出来ます。本当に素晴らしい名作ばかりで感動します。

驚いたのは現在でも刀工の会のようなものが存在するという事です。もちろん正式に許可を受けて刀を作るのだそうですが機会が有ればぜひ工程見学したいですね。

あまりに感動が大きかったのでこんなお土産を買いました。

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レプリカ(模擬刀)も欲しかったのですがさすがにかなり高価なので諦めてミニチュアで我慢です(笑)。

中身はこんな感じです。けっこういい雰囲気なんですよ、これが・・・。

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カッコいいので
T-岡田に持たせてみました。
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素晴らしい。これで来年のオリンピックでは文字通り「侍ジャパン」入りを果たしてくれることでしょう(笑)。

場所は変わって今度は「牛窓オリーブ園」です。
日本のエーゲ海とも呼ばれる自然豊かな景色を一望できますので山頂の展望台まで行ってみました。

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ちょっとモヤっぽいのが残念ですが、それでもなかなか見ることのできない絶景でしたよ。
ここではオリーブオイルをいろいろ試食できますよ。私も何本か買いましたよ!!

お!・・・鶴瓶さんと蛭子さんも来られたのかあ。

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お腹がすいたので昼食を食べに行きました。

オリーブ園の近くにある「てれやカフェ」です。(これは外観)

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昨年の夏にオープンしたばかりですがすでにこの地方の人気店になっています。今回はどうしてもこちらで食事をしたかったのです。
古民家を利用したレトロなカフェで、細い路地を入っていったところに有りますので初めはなかなか見つけにくいかもしれません。それもまた楽しみだと思います。

お店の看板です。オシャレでしょ?

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私は日替わりのクリームパスタを頂きました。

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お味は・・・絶品。皆さんも是非どうぞ!

次に向かったのは「夢二生家記念館」です。

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岡山が生んだ大正ロマン画家「竹久夢二」の生家を家の中まで見ることが出来ます。

中の写真はありませんが、なんかタイムスリップしたような気分。
昔から絵を見るのは大好きなので楽しいひと時でした。

旅の最後は「日本一の駄菓子売り場」ですよ!

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上の写真は売り場全体でいえば1/8くらいでしょうか。
とにかく広い!!
その広い売り場一杯に駄菓子、駄菓子、駄菓子、駄菓子・・・・。こりゃ凄い。

何も買うなと言われてもそりゃ無理だ。(笑)。

コーナーごとに分かれているからお目当ての物は意外と探しやすかったりします。

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手当たり次第に買いまくって家に帰ってから広げてみました。

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う~~~ん、当分はお菓子には困らないんだな(笑)。

縁日のコーナーでこんなもの発見!

ドイツ戦闘機 メッサーシュミット!!のグライダー。
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組み立ててみた・・・。
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う~~~む、メッサーが中翼機になってるし、プロペラは前過ぎるし・・・。


上手く飛ばすためには主翼に若干の上反角を付けて、さらに翼面に揚力を得るためのキャンバー(丸み)を付けます。これで驚くほどよく飛ぶのですよ。

昔はこの主翼の端に糸を付けてグルグル回して
「Uコン!!」とか言って遊んでいました。皆さんもやりませんでした?

友達とお互いに回しながら徐々に近づいてきて
「空戦!!!」とか言ってぶつけ合って遊びましたねえ・・・。

懐かしいですね。

以上、岡山の旅のレポートでした。






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