2019年11月

この図面に注目です。
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ちょっと分かりづらいと思いますが、機銃座を支える支柱と1mm丸棒です。

ほんの少し図面の支柱の方が太いのが分かるでしょうか?

太いものを細くは出来るのですが逆に太くするというのはなかなか機会そのものが少ないですね。

でもこのまま1mm棒を使うことも出来ませんので、これを太らせましょう(笑)。

1mm丸棒に薄いプラペーパーを巻き付ける方法です。

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どうでしょう?若干太くなりましたよね。

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「受け」の部分は2mm角棒を削り出して作ります。

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そしてこのように仕上げます。

支柱の両端のカット角度は相変わらず難しいですよ。

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同じように3本作って仕上げます。

ちょっと時間が有ったので舷外通路も取り付けました。

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アオシマの1/700キットとの比較です。

やっぱりスケールが2倍になるとさらに細かい表現が出来そうです。

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今日は1時間半くらいしか作業時間が取れなかった割にけっこう満足のいく結果となりました。



左舷側の25mm三連装機銃は3基連なっています。

その機銃スポンソン を作ります。

使うのはmmプラバンです。慎重に切り出します。

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2mm幅のブルワークで仕上げます。

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もちろん裏側の補強は手抜きなしです。(あんまり見てはもらえないんですけどね・・・)

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船体に取り付けます。

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構造物が複雑に絡み合ってきました。

次は支柱を取り付けることになります。

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全体像です。

・・・・・まだまだ先は長いなあ・・・・。

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空母「千代田」の無線マストも起倒式です。

今日はその基部を作ってみます。

正面からはこのような形状になります。

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0.5mmプラバンを切り出します。

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穴あけ加工です。

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船体に取り付けます。

後からは塗れないのであらかじめ内部は軍艦色で塗装しておきます。

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上から見たところ。

だいぶんこの周辺が複雑になってきて気分が盛り上がってきました(笑)。

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まだ先の話ですが、いずれはマスト本体も設置しないといけないんですが、千代田は姉妹艦「千歳」と違ってマストの形状が四角ではなく三角形状となっていてこれが両艦の識別のポイントにもなっています。

ただ、そんな特殊なマストをどうすればいいのか悩んでいたのです。

ところが・・・・売っていました(笑)。

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以下説明文です。

メーカー:フライホーク
1/350スケールの日本海軍空母に使用できる、エッチングのマストです。千歳、千代田用のマストが入っています。


1/350の千代田のキットって無かったような気がしますが・・・。

なのにマストのエッチングが発売されているという事は、これは完全にフルスクラッチャーを対象とした製品という事でしょうか?(笑)。

う~~~ん、あんまり需要は無いような気がしますが・・・。

少々値が張る商品ですが・・・買っておいた方がよさそうですね・・・。


作り込みが進むとやり辛くなりますので、この段階で船体外板の表現をしておきます。

そんなに難しいものではありません。私の場合は超お手軽方法です。手抜きと言われるかもしれません。

何故なら・・・プラペーパーを両面テープで貼るだけですので(笑)。

1/700ではこれはオーバーになります。この場合はプラペーパーを直接接着剤で貼り付けますが実はこれは案外難しいのです。すぐに溶けちゃいますから。

1/350の場合は両面テープ固定でも大丈夫です。貼り直しも容易ですので楽です。

そして出来上がったのがこれです。


        艦尾側

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        艦首側

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リベットのエッチングを使えば最強なのですが、高価なものですし必ずしも必要なものだとは思いません。

ただ・・・これで本当に外板表現になっているのか?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

そこで作例を一つ。

これは全く同じ工程で仕上げた空母「天城」の船体です。

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どうでしょうか?きちんと塗装すればそれなりに外板っぽい表現にはなってくれると思います。

という事にしておきましょう(笑)。

世の中にはもっともっと手間を掛けて表現される猛者の方々もいらっしゃいますので、隅っこの方で小さくなっておきましょう・・・。

高角砲スポンソンに裏側補強を施して完成させます。

これは前回の最終状態です。
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この裏側から支柱が出ていますが、まずはその支柱受けを作ります。

例によってプラバンの切れ端を適当に積み重ねます。
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ナイフとリューターで粗削りして大まかな形を作ります。
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ここからはペーパーで仕上げます。

240 - 400 - 1000 - 1500の順で面倒がらずに掛けていきます。

するとこのようなツルツルのパーツが出来上がります。
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スポンソンの丁度真下にこの「受け」を取り付けます。
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次に支柱を3mm棒をカットして作りますが、上下のカット角度が死ぬほど難しいです。

何度も何度も何度も何度も現物合わせを繰り返してやっと満足のいくものが出来ました。
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これをスポンソンと「受け」の間に挿入します。
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正面から見てみます。

ほぼ・・・よろしいかと・・・。

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ただし、これをあと三つ同じ物を作らないといけません。

嫌いな作業ではありませんが少々飽きるかなあ(笑)。

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